セミナー「オンライン時代の組織コミュニケーションの課題」

ご縁をいただき、昨日あるコミュニティの勉強会でセミナーをさせていただきました。
テーマに関するデータを調べ見ていくと、今多くの企業では「対話を通じた関係性向上や、他者への支援やケアの必要性」に気づいているのが見えてきます。
ですが、企業では対話ってどのようなことか、どうするのか、実はよくわからないのかもしれないなと、感じています。
昨年、ある友人から聞いた話です。その友人をAさんとします。Aさんは対話をおこなう学習コミュニティに参加していました。Aさんが話していると、ある企業の管理職の方が、「Aさんの話は、ポトンと落ちるんだよ。せめて他の人につなげるように、最後に『〇〇という考えをどう思いますか?』とか、『○○さんはどう思いますか?』と質問するというカタチで終えるようにするのがいい」と言ったそうです。Aさんは「対話とは、自分の思いや考えを言葉にしながら、その場にいる人たちの間に置くようなイメージ」を持っていたそうです。
その話を聞いて、このように対話のイメージについても色々あるんだなぁと思いますが、私には、なんだか、対話とは、やり方や話し方というよりも、その人の他者(もしかすると自分も)へのまなざしや、普段どのように人を見ているのかが、現れるような気がしました。
昨日は75分ほどの時間でしたが、オンライン、オフラインに関係なく、自分の人へのまなざしや関り方に、何か少し気づきが生まれたら、そして少しでも他者の言葉にしていないところへの関心が生まれたら、という気持ちでお話しさせていただきました。