顧客エンゲージメント向上プロセス

7月初めにクライアント企業さまの顧客エンゲージメントを高めるサービス・デザインに向けた、サービス現場の観察をしました。そしてレポートを作成し、昨日提出したところです。
クライアント企業のプロジェクトメンバーと実施していく流れは、たまたまそのプロジェクトのリーダーが私に紹介してくれた「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」(村山昇著)にあった"「観」の醸成"と名付けられた図で説明されているので、共有したいと思います。
経験・事象と書かれているところが、観察から得たデータです。
今回のレポートでは、本質と概念にあたるところへアプローチを試みました。しかしながら、それはクライアント・システムの外にいる私の視点からの仮説ですので、この後、私の仮説を「踏み台」として、プロジェクト・メンバーとワークショップをしながら、私たちの仮説を創っていきます。
その後、顧客に向けた新しいサービス【外】や、組織や社員に必要なこと(組織開発・人材開発の視点)【内】もデザインしていく予定です。
この”「観」の醸成”のプロセスは、経験学習サイクルとも共通点があり、このプロジェクト自体が、組織学習と言えるのではないかと思っています。
クライアント企業のサービスを観察させていただくことは、私にとって本当に学びが多いです。組織開発の実践者は、"People are always doing their best"を信じるんだ、と教わりましたが、まさにそれを感じます。
そこからさらによりよくなることを目指す人々にリスペクトの思いでいます。
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