新入社員研修をデザインしファシリテートしました

昨日は関東の某企業さまにて、新入社員研修を担当しました。
何度か人事担当の管理職の方と打合せをし、新入社員の方々の背景、状況、私が研修を提供するまでにどのような場が新入社員の方々に準備されているのか、そして5月から配属先での勤務がスタートする直前の4月末での新入社員の方々に期待する状態などお聞きし、研修をデザインしました。
新入社員の方々に創造性を発揮してもらいたく、人事担当方々には、しっかりとした対策をとっていただきながら対面で実施しました。私も、3週間以上大阪市内にも出ず、また外食もしないで臨みました。
新入社員の方々が、今までとは大きく異なる、慣れない環境に適応しながら、歩んでいく道のりの第一歩を手伝うことは、私にとって、自分にとっての当たり前に慎重になる、そんな経験でもあります。前提とする情報や、使う言葉などは、「どのように細かく表現するのがいいのだろうか」、「別の表現のほうがいいのだろうか」と自分に問いながら進めていきますが、このことは私に自分がその事柄をどのように認識しているのか再確認する機会を与えてくれます。それに対して、新入社員の方々から当たり前のように出てくる言葉がわからないこともあり、説明してもらいながら進める場面もあり、そのような時、楽しく感じます。
最後に「会社に必要とされる人になりたい」と、ある方がその時の気持ちを、キラキラしたまっすぐな瞳で語ってくれました。そう思って頑張ろうとしているんだなぁと思うと、そんなに遠くないうちに、彼女が「私は会社に必要とされているんだ」と感じる日が来ることを願う気持ちが湧き上がります。
帰りの新幹線に乗り、座席の周辺を除菌シートで拭いている新コロナを怖がる私の気持ちとは全く関係なく、窓の外に美しい満月が輝いているのを見ると、今の新コロナ禍にあっても、希望を持って伸びようとしているとしている新入社員の方々のように感じていました。